第二章・逢着#4
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左の胸元に、
小さく赤い薔薇が描かれている。
清楚な感じの彼女には
似つかわしくないな・・・
と僕はそれをぼんやりと見つめていた・・・・
下着姿になった彼女が、
僕をもう一度ベッドに座らせる。
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「失礼します。」
とつぶやいて、ひざの上に乗った。
頬に残る涙の痕。
目を閉じ、唇が近づく・・・・・
僕は顔をそむけて,
そのまま彼女を抱いた・・・・
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「いいよ・・・何もしなくて。」
「え・・?」
「僕、今日そういうつもりで来たんじゃないんだ。
牧原に意味も分からず連れてこられて、気が付いたこうなってた。
だから、君が嫌だとかそういうわけじゃないよ。
何もしなくていい。」
「え・・・でも・・・・」
耳元で、困惑した声でささやく彼女・・・
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思わず反応してしまいそうになり、
僕は慌てて質問する。
「あ・・・彩矢さんって言ったっけ?今日、はじめてのお仕事なの?」
「はい・・・だから、どうしたらいいのかよくわからなくて、
怒らせてしまったんだと思って・・・・ごめんなさい。」
僕は彼女を立たせて、床に落ちた服を手渡した。
「目のやり場に困るんで、着てください。」
彼女は少しびっくりした顔をして、
そしてうふふと笑った。
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「な・・・何かおかしい?」
「いえ・・・うふふ・・・ごめんなさい。なんか・・・
よかったなと思って・・・」
「え?何が?」
「はじめてのお客様が、優しい人で・・・。
あ・・・でもお仕事しなくていい人だったからとかそういう意味じゃないんですよ・・・」
僕に背を向け、ゆっくりとドレスを着る彼女。
僕はドキドキしていた。
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「あ・・・・したくなったらいつでも言ってください・・」
「大丈夫。したくならない・・・てか・・・しちゃいけない・・・。
そんな受け答えしかできない僕に、
彼女はまたうふふと笑った。
